小児はりについて
こんにちは浜田市の走る鍼灸師
芳川鍼灸整骨院 芳川裕章こと”よっしー“です。
浜田市朝日町で鍼灸・猫背矯正・イトオテルミー・整体を提供しています。
鍼灸をあまり知らない人に鍼灸の話をすると、痛い、痛くない。の話になる事が多いのですが、鍼には刺さない鍼がある事をご存じでしょうか?
前回のブログで小児はりの症例報告をしました。
今回は「小児はりはどんなもの?」についてお話しようと思います。
森ノ宮医療学園付属みどりの風鍼灸院、ひごころ治療院の解説を参考にして紹介します。
―― 小児はりとは ――――
刺さない鍼にも色々なものがあるのですが、今回は生後1カ月からでも安全に受けられる『小児鍼(しょうにしん)』のお話です。
小児鍼というのはあまり知られていないかもしれませんね。
鍼灸治療で、江戸時代に大阪の数名の治療家が行っていた治療法で、大正末期から昭和初期にかけて、関西を中心に広まった小児を対象とした治療法の名称です。小児鍼は普通の鍼治療とは異なり、刺すわけでは無いので痛みはありません。
一般に治療で使用する『刺すはり』とは違って、軽い皮膚接触刺激(皮膚をこすって接触させる)を主とした軽い刺激を与える特殊なはりを使います。
大人と異なり、感受性が高い小児に合わせた施術方法です。刺さない鍼である為に安全性が高く、痛み、副作用もなく、気持ちがいいプラスとても元気になります。
小児はりには何種類かありますが、当院では画像にある小児鍼を使用しています。
まったく痛くない治療なので、だいたいのお子様はすぐに慣れて笑顔で受けてくれます!
では、小児鍼の対象年齢や適応疾患はどういうものがあるのでしょうか?
小児鍼の対象年齢
主に生後1カ月から小学生6年生ぐらいまで
※鍼の刺激が苦手な人や強い刺激に弱い人などは大人であっても治療は可能
小児鍼の適応疾患
疳の虫(かんむし)・・・夜泣き、寝つきが悪い、よくケンカをする、キーキー奇声を発する、咬みつく、チック症、ヒキツケ、所かまわず頭をぶつける など
消火器症状・・・便秘、下痢、おねしょ、腹痛、食欲がない など
アレルギー症状・・・アトピー性皮膚炎、小児喘息 など
風邪症状・・・風邪を引きやすい、鼻水、咳、扁桃炎 など
小児鍼が盛んにおこなわれていた江戸時代当時は、小児の病因はほとんどが胎毒(現在でいう湿疹など)であると考えられていました。その為、身体の毒素を身体の外に出せるようにする為の治療として小児鍼が行われていましたが、そこから更に発展し現在では疳の虫を中心に様々な疾患に対応しています。
このように様々な疾患に対応できる小児鍼ですが、対応しきれない場合もあります。
38℃以上の発熱時は重篤な疾病が潜んでいる場合もあります。高熱、痙攣、意識障害、無呼吸、外傷など医師による処置が必要な場合は病院で診察を受けるようにしてください。
自宅でケアの方法
小児鍼は接触鍼(皮膚に触れるだけの鍼)なのでスプーンを使えばお家でもケアできるものです。
背骨のあたりなどをスプーンの背でなでてあげるだけで免疫力向上につながります。
「うちの子よく風邪引いてるなー」と感じる時は試してみてください。また、小児の皮膚はデリケートな為、力加減を考慮してくださいね。
芳川鍼灸整骨院での治療(鍼灸治療、猫背矯正、イトオテルミー、整体)は体の痛みがなくなった。動かしても痛くない。体の不調が感じなくなった。
それだけで、治療を終わるのではなく、再発しにくく、いつも笑顔で元気にすごせる身体を目指して、患者さん一人一人を治療しています。
生活をする中で不都合な痛みが出てから手当て(治療)をするよりも、その手前から自分の身体をケアする事で健康な生活を送れることになると思います。
気になる痛みや不調はお気軽にご相談ください。
施術効果には個人差があります。
※効果には個人差があります
芳川鍼灸整骨院の施術の特徴
体の悩みを解決をしたいけど・・・。
どんな施術なのか?どのくらい料金がかかるのか?など不安な方も多いと思います。
芳川鍼灸整骨院は、あなたの悩みを丁寧にお聞きし、原因や施術方法、料金をしっかりとお伝えいたします。
まずは、お電話でもメールでも気軽にご連絡ください。